ソーラーパネルを載せたあと、次に気になるのが「蓄電池、導入する?」という問題です。
「災害時の備えになるよ」「電気代が安くなるよ」
そんな声をよく聞きますが、**実際に100万円以上も払って、本当にお得になるの?**と疑問に思いませんか?
主婦目線でリアルに計算してみた結果——
我が家では『蓄電池は不要』という結論に至りました。
- ソーラーパネル:設置済み(売電あり)
- 住宅:オール電化(プロパンガス地域)
- 蓄電池:未導入
- 電力プラン:夜間は深夜電力プランで節電

昼間は太陽光で自家消費、夜は安い深夜電力で賄えているため、電気代に困ることはほぼありません。電気料金の値上げが続いていますが、月平均の電気代は約9,000円で、1万円を超えるのは冬の2ヶ月程度です
結論:「昼間に太陽光、夜に安い電力を活用する仕組みがすでに機能しているため、蓄電池による節約効果は限定的です。
「元は取れる?」電気代からシミュレーション
我が家の電気代は月平均9,000円前後。ソーラーパネルとオール電化のおかげで、電気代は抑えられています。仮に蓄電池を導入して電気代が3割削減できたとしても、月2,000〜3,000円、年間で3〜4万円の節約にしかなりません。
蓄電池の寿命は10〜15年。仮に100万円の蓄電池を導入した場合、節約額で元を取るには25〜30年以上かかります。買い替え費用を考えると、経済的なメリットはほぼないと言えます。
結論:電気代の節約を目的に蓄電池を導入するのは、ほぼ不可能に近いと思っています。
私のように、電気代がそもそも少ないご家庭にとっては、蓄電池を「元を取る目的で導入する」こと自体が不向きです。
- 価格:本体+工事費で、約100万〜200万円
- 寿命:10〜15年
- 課題:寿命が来たら買い替えが必要(再び高額出費)
「停電時に使える」「災害時に強い」という声もありますが、停電時でも太陽パネルがあれば日中は電気は使えます。我が家では、災害に備えるには、費用が高すぎると判断しました。
蓄電池の性能は価格や容量によって異なり、冷蔵庫や照明は動かせても、IHクッキングヒーターが使えない機種もあります。災害時に必要な電力を明確にし、予算と照らし合わせて検討することが大切です。
高額な蓄電池の代わりに、ポータブル電源と卓上コンロでを選びました
- 📱 スマホやライトの充電ができる
- 🍳 ミニIHや電気ケトルが対応モデルも
- 🔋 ソーラーで日中充電→夜間使用可能なモデルも
10万円以下でも、防災と節電に十分なモデルが揃っています。
必要な家庭には蓄電池が心強い味方になるかもしれませんが、誰にとっても必須ではないと考えます。この記事が、蓄電池導入を迷っている方の参考になれば幸いです。