ジュニアNISA（Jr.NISA）とは？終了した制度の概要と再投資の裏技
ジュニアNISA（ジュニアニーサ）は、0〜17歳の未成年者を対象とした少額投資非課税制度です。
2016年から2023年まで運用され、年間80万円までの投資で得た売却益や配当金が非課税になるお得な制度でした。
しかし、2023年末で新規投資は終了。
現在は既存の口座での運用や、18歳までの非課税期間の管理が行われています。
親や祖父母が子供や孫のために資産形成を始めるのに適していましたが、
資金が18歳まで原則引き出せない「資金ロック」が特徴。
この制約を活かしつつ、賢く資産を増やす方法を紹介します！
ジュニアNISAの非課税枠を最大限活用した後、資金を効率的に運用するための再投資方法や裏技をまとめました。特に以下のような方におすすめです：
- ジュニアNISA口座に資金を入れすぎてしまった
- 配当金を受け取ったが、資金ロックで引き出せない
- 非課税期間終了後に資産をさらに増やしたい
1. ジュニアNISA口座特定（課税口座）で再投資が可能
ジュニアNISA口座にログインして、投資信託や個別株を購入できます。
ポイント：NISA口座内の資金を活用して、NISA特定で再投資します。
- ジュニアNISAで増えた資産をそのままNISA特定口座で運用可能。
- ジュニアNISAを解約する事なく、資金が運用可能（NISA特定口座なので利益には税金がかかります）
おすすめ投資先：
- インデックスファンド（例：eMAXIS Slim 全世界株式）
- 高配当ETF（例：VYM、SPYD）で配当を再投資
- 成長株や個別株で長期的な資産拡大
2. 配当金の再投資で複利効果を最大化
ジュニアNISAで投資した株式やETFから得た配当金は、資金ロックにより引き出せません。しかし、口座内で再投資することで複利効果を高められます。
- 税金の確認：非課税期間終了後、特定口座での運用には譲渡益税（約20.315%）がかかるため、税金シミュレーションを。
- 手数料：取引手数料が安い証券会社（例：SBI証券、楽天証券）を選ぶ。
- リスク管理：子供の将来のための資金なので、分散投資でリスクを抑える。
ジュニアNISAは2023年で新規投資が終了しましたが、資産を賢く運用することで、子供の将来のための資産形成が可能です。非課税メリットを最大限に活かしつつ、配当金の再投資やNISA特定口座で再投資しましょう。資金ロックを逆手に取り、長期視点でコツコツ運用するのも効果的です。
ジュニアNISAは終了した制度なので新規の投資は出来ません。お子さんの教育資金などは、親のNISA枠の活用で。
将来こどもに残す分や子供のお金を運用する場合は、子供名義で証券口座を開設するのがいいと思います。
投資にはリスクが伴います。家族で話し合い、信頼できる金融機関やファイナンシャルプランナーに相談しながら進めましょう！
※投資は自己責任で行ってください。最新の税制や制度については、証券会社や税理士にご確認を。
